「転職ドラフトの評判が気になる」「転職ドラフトでうまくいくのってすごい人だけじゃないの?」「転職ドラフトって昔炎上したんでしょ?」
IT業界では転職が当たり前となっていますが、転職ドラフトは一般的な転職サービスとは違って、レジュメを登録するとそれをみた企業が年収を提示して指名がくるという一風変わったサービスです。
転職ドラフトを使うにあたって不安を抱えている人や「自分は大した経歴じゃないから使えないのではないか」といった人もいるかもしれません。
今回の記事では転職ドラフトのサービス内容と評判からわかるメリット・デメリット、ネット上の体験記からわかる実際の転職者のスキルや経歴から得られた年収など徹底調査しました。
ITエンジニアとして転職を考えている人は転職ドラフトが自分に合ったサービスか確かめながら読んでみてください!
この記事を書いた人
・転職2回の4年目ITエンジニア
・転職で年収を150万円アップ
・元々はブラックSIer勤務
・現在はフルリモ&フレックスで自由に働く
【関連記事】エンジニア3年間で2回転職して年収150万円アップした話
転職ドラフトの特徴と仕組み
まずは転職ドラフトの仕組みと特徴について紹介していきます。
転職ドラフトでは転職希望者がレジュメを作成し、登録を行います。採用をする企業は転職希望者のレジュメを見て年収付きで指名を行いスカウトをします。
転職希望者は指名された企業と面談を行い、お互いに他の条件や働き方がマッチすれば内定となり転職活動が終わります。
転職ドラフトの特徴としては次の3点が挙げられます。
- 選考前に年収や仕事内容を把握できる
- リアルな市場価値がわかる
- レジュメのレビューとフィードバックがある
それぞれ詳しく見ていきます。
選考前に年収や仕事内容を把握できる
転職ドラフトではあなたのレジュメを元に企業から指名が来ます。指名する際に企業は年収と業務内容をあらかじめ提示することになっているので、面談をする前に年収と仕事内容がわかった上で転職活動を進めることができます。
通常であれば特に年収は選考の最後の最後にわかることや希望を伝えることが多いです。せっかく最終選考まで進んでも、年収面で合意できなければ結局転職することができません。
その点転職ドラフトでは最初から年収がわかっているのは大きなメリットであり特徴の一つです。
転職活動における時間と労力の無駄がへり、効率的に転職活動をすることができます。
エンジニアとしてフラットに評価してもらえる
転職ドラフトではスキルと経験をもとに年収の提示が行われます。現在のあなたの給与は非公開のままで企業は年収を提示するので、「今の給与がこのくらいなら、これくらいの年収で」というようなスキルや経験が無視された年収となりにくい仕組みになっています。
企業はフラットに転職者のスキルと経験を評価し、年収を提示することになります。
この仕組みの影響で、転職ドラフトでの転職成功者のうち93.8%が平均して126万円の年収アップを実現しています。
エンジニアとしてのフラットな評価を受けることができるよ!
レジュメ(職務経歴書)の添削がある
転職ドラフトでは登録の後にレジュメの登録を行います。そのレジュメを転職ドラフトの運営チームがレビューとフィードバックを行います。
レビューやフィードバックを受けることで、レジュメの精度が向上しあなたの経験や技術が企業に伝わりやすくなります。
その結果として高い年収の提示を受けることができたり、あなたにあった業務内容のスカウトが来ることにつながっていきます。
また実際に転職ドラフトを使って転職した人の中には「転職ドラフトで添削してもらったレジュメを他の転職サービスで使うつもりだった」という人もいる様です。
良い転職は良いレジュメから!
転職ドラフトの悪い評判からわかるデメリット
企業の数が少ない
参加企業が常時100社以上の企業が転職ドラフトを利用していますが、転職エージェントや転職サイトでは数千から数万件の求人を扱っているサービスも少なくありません。
そういったサービスと比較すると確かに転職ドラフトの100以上と言うのは少なく感じるかもしれません。
しかしこれには理由があります。転職ドラフトでは独自の基準を設けており、その基準を満たした企業のみが転職ドラフトを利用することが可能です。
独自の基準があることで、参加企業が少なくなっています。それでも次の様な名だたる企業が参加しており、質は高いと言うことができるのではないでしょうか
- DeNA
- free
- NewsPicks
- CyberAgent
- MoneyForward
また参加企業が少ないという点に関しては他のエージェントにも登録して同時に転職活動を進めることで補うことができます。
IT・Web業界経験者にはレバテックキャリアがおすすめです。
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
レジュメを書くのに時間がかかる
企業側が年収や業務内容を提示するために、転職ドラフトではレジュメの作成が必須になっています。
とはいえどの転職エージェントを利用するにしてもレジュメ登録する必要性がありますし、転職ドラフトではレジュメの添削もあるためレジュメの精度を上げていくことができます。
一度作成してしまえばその後は作成する必要がありませんし、他の転職サイトやエージェントでも使い回すことができます。
審査に落ちることがある
転職ドラフトに参加するためには、登録だけでなくレジュメ審査を通過する必要があります。
この審査に落ちてしまうと転職ドラフトに参加することができません。
審査に落ちる要因としては以下の様なことがある様です。
- 経験が少なく、アピールできない
- レジュメの書き方・見せ方が不十分で魅力が伝わっていない
こういった場合はレジュメを書き直したり、経験の洗い出しをもう少し踏み込んでしてみる必要があります。
また審査に落ちたからといって落ち込む必要はありません。公式サイトによると一発で審査に通過したユーザーは50%ほどで、半数以上が再審査になっています。
申請したレジュメにはフィードバックがあるので、それを元にアップデートし再審査しましょう!
具体的にどんな審査が行われているかは公式サイトで公開されているので気になる方はチェックしてみてください。
指名がゼロで自信を失う
転職ドラフトでは基本的に企業側から転職者に対してアプローチを行うため、場合によってはそもそも指名がゼロだったり、指名があったとしても希望年収に届いていないケースもある様です。
そんな場合でも転職ドラフトでは「自己推薦」と言う制度があり、自分から企業にアプローチすることも可能です。
とはいえ実際に転職ドラフトを使った利用者からは、「初めは全然来ないと思っていたが、意外とたくさん来た」と言う声も多く見受けられます。
そのため最初から「どうせ自分にはオファーが来ないんだろうな」と言うマイナス思考ではなく、「とりあえず試しに参加してみるか!」と言う方がチャンスをものにできる可能性もグッと高まるんではないでしょうか
やらない後悔より、やる後悔!
【参考】よわよわエンジニアでも転職ドラフトで転職できたよ!の話
転職ドラフトの良い評判からわかるメリット
自分の市場価値がわかる
転職ドラフトを利用するメリットの一つに自分の市場価値がわかると言うものがあります。
通常の転職では前職の年収がいくらだからそこからプラス50万円の様な形で、前職の年収が目安となります。
一方で転職ドラフトでは面談を始める前に年収が提示されるため、前職の年収などは関係なくスキルや経験をもとに年収が提示されます。
この提示年収から自分が今市場でどれくらい必要とされるエンジニアなのか客観的に判断することができます。
また多数のオファーがあればそれだけ重要なスキルや貴重な経験を持っていると言うことも確認することが可能です。
こちらから求人を探す手間・応募する手間がない
次に、「こちらから求人を探す手間・応募する手間がない」という点です。
転職ドラフトでは、レジュメを一度登録するだけで、企業から直接オファーが届きます。
通常の転職活動では見つけるのが難しい隠れた優良企業からのオファーも期待でき、転職活動の労力を大幅に削減します。
この仕組みは、忙しい中でも限られた時間での転職活動に繋がり、貴重な時間を節約することにもつながります。
他者の入札状況を確認することができる
転職ドラフトでは他の参加者がどの様なオファーを受けていたり、どれくらいの企業からオファーを受けているかといったことがわかります。
他の参加者を知ることで、比較することができて、今どの様なスキルや技術が求められているか把握することができます。
他者と比較すると自分の強みもわかるね
転職ドラフト利用体験からわかるスキル感と年収
転職ドラフトは体験記が非常に多くネット上で公開されています。それを元にどの様なスキル・経歴の人がどれくらいの年収で転職したか把握することができます。
ここではその中でも参考になりそうな記事を3つピックアップしたので、そこからどの様なスキルの人がどれくらいの氏名で、どれくらいの年収になるのかということを見ていきます!
どの記事も面白い&参考になるので、余裕がある人は記事まで飛んで読んでみてください。
転職ドラフトで初転職した話
まずはZennに投稿された「転職ドラフトで初転職した話」の著者は以下の様なスキルセットだったということです。
- 新卒から3年間SIerでSE
- Java、JavaScriptをメイン
- Firebase, Oracle, MySQL, PostgreSQL
- 基本/詳細設計, テーブル設計, 開発, 運用保守業務の経験
この記事の著者は真剣に経歴書を作成したことで、12件の指名をいただく事ができた様です。また年収に関しても考えていた希望額を大きく超える額が多かったということでした。
転職ドラフトで転職してみて
次にNoteに投稿された「転職ドラフトで転職してみて」の著者は以下の様なスキルセットとのことです。
- インフラエンジニア
- オンプレやAWSの設計・構築・運用
- 社内情シス
この記事の著者は2回のドラフトに参加し、1回目で15件、2回目で5件の合計20件の指名をいただく事ができたそうです。元々は指名ゼロも覚悟していた様ですが、全く別の結果になっています。
「指名ゼロになるのが怖い」という人はやってみないと機会損失してしまうかもしれません。
年収は200万円ほどアップしたようで、「圧倒的勝利」と心の中で叫んだそうです(笑)
200万円アップは叫びたくなりますね!
また転職ドラフトで作成したレジュメを他の媒体でも使ったところ、そちらからもスカウトが来る様になったという事です。
転職ドラフトではレジュメ添削で完成度の高いレジュメが作れるので、その点もかなり魅力的です。
よわよわエンジニアでも転職ドラフトで転職できたよ!の話
次は「よわよわエンジニアでも転職ドラフトで転職できたよ!の話」の著者は以下の様なスキルセットでした。
- 文系私大卒の30代零細SES社員
- 家事育児が壊滅的に下手なので仕事以外の時間はそれだけで終わる。自己研鑽なんてする時間があればもっとまともな料理をつくって子に食べさせたい。
- モダンな技術なんて知らねぇ。マネジメント経験ほぼねぇ。
この記事の著者は転職ドラフトの体験談を見ていて、「つよつよエンジニアの人しか使えないサービスなの?」と不安だった様です。
そこで記事の著者は「いいレジュメ作って別の転職サービスで使おう!」という計画を立てていた様です(笑)
そんなあまり自分の経歴に自信のなさそうな著者でしたが、最終的には指名は20件あったということです。
また転職前の年収の倍くらいの提示も多くあり、最終的には120万円の年収アップを実現した様です。
転職ドラフトが過去に炎上した話
2016年に転職ドラフトを利用したユーザーが、提示された年収と内定時の年収に100万円以上差があったことをブログで公開した事が始まりです。
具体的にはみなし残業をつけると提示した年収になるようで、ユーザーは転職ドラフトの運営にも問い合わせを行った様です。
結果としては転職ドラフト側も問題なしと回答し、ユーザーは最終的に内定を辞退することになりました。
この炎上を踏まえて、転職ドラフト側もルールを設けてこういった事がない様な対応が取られている様です。
その際のブログ記事はおそらくこちら
炎上自体は2016年のものでそれ以降は大きな炎上はなさそうです
転職ドラフトがおすすめな人
ここまで評判からわかる転職ドラフトのメリットやデメリット、実際に転職ドラフトを使って転職した人のスキルやオファー内容についてみてきました。
ここからは上記を踏まえて転職ドラフトにおすすめの人について解説します。
- 自分の市場価値を知りたい
- 自分のスキルに自信がある
- 転職して年収を上げたい
現在の自分の市場価値を知りたい
「現在の自分の市場価値を知りたい」と言う人に転職ドラフトはおすすめです。
企業に勤めていると内部の事情はよく分かっても、実際に外の世界でどれくらい自分のスキルや経験が求められているかわからないといったこともあるでしょう。
転職ドラフトに登録することで外部の企業からスカウトを受けることができるので、自分の市場価値がどれくらいか把握することができます。
市場価値を測るのにこれ以上のサービスはない(笑)
自分のスキルに自信がある人
「自分のスキルに自信がある」と言う人はぜひ転職ドラフトにチャレンジしてみてください。
転職ドラフトでは転職成功者のうち93.8%が平均して126万円の年収アップを実現しています。
スキルに自信があると言う人は登録してみると年収アップする可能性が多分にあると言えるでしょう。
転職して年収アップをしたい人
転職して年収をアップさせたい人にも転職ドラフトはおすすめです。
転職ドラフトでは転職成功者のうち93.8%が平均して126万円の年収アップを実現しています。
転職は手っ取り早く年収をアップさせる方法の一つです。私自身も転職することで年収を100万円ほどアップさせることができました。
年収UP率93.8% / 平均年収UP額126万円のエンジニア転職サイト【転職ドラフト】転職ドラフトの利用の流れ完全解説
転職ドラフトに登録してから内定をもらうまでの流れを4ステップで解説します。
会員登録
まずは公式サイトから登録を行いましょう!登録自体は簡単にできるので、最初に済ませておくのが良いです。
GitHubやQiitaのアカウントを使って、登録することも可能です!
GitHubとQiitaなのはエンジニア専門ぽさがあって良いですね(笑)
年収評価シート・レジュメの作成と審査
登録が完了したら「年収評価シート」と「レジュメ」を作成しましょう。
レジュメの審査は通常1営業日以内に完了する様です。再審査になってしまっても特に不利益はなく、何度でも審査を行う事ができます!
約半数が再審査となる様なので、審査が通らなくても自信を失う必要はありません!
ドラフトに参加
レジュメの審査に合格したら、ドラフトに参加しましょう!
ドラフトはほぼ毎月開催されているので、「せっかく審査に合格したのにすぐにドラフトが始まらない」ということにはなりません。
具体的なドラフトスケジュールはこちらから確認できます。
ドラフトに参加し指名が来たあと、返答期間があります。この期間に指名が来た企業に対して返答を行いましょう!
返答としては次の4つの選択肢があります。
- 興味があります(承諾)
- 興味があるが相談や条件があります(条件付き承諾)
- 申し訳ありませんが、今回は辞退します
- 返答するに値しない
指名企業と面会・内定
興味がある企業に返答したら、日程を調整して面談を受けましょう。
転職ドラフトでは転職者が以下の3つから面談の種類を選ぶ事ができます。
- 選考を希望(選考あり)
- ラフな面談(選考あり)
- ただ会って話す(選考なし)
面談を通して、内定が出たら承諾するかどうか検討しましょう!希望の企業から内定が出れば、転職活動終了です。
また内定を承諾する場合は、内定承諾フォームから連絡が必須です。
年収UP率93.8% / 平均年収UP額126万円のエンジニア転職サイト【転職ドラフト】転職ドラフトと合わせて使いたいIT専門エージェント
転職ドラフトは面談が始まる前に年収を知る事ができるのが大きな魅力ですが、レジュメの審査があったり、指名がゼロの可能性もあるなどややハードルが高いです。
また参加企業数も多くはないため、幅広く企業を見てみたい場合には不向きです。
そのため複数の転職サイトやエージェントに登録する事がおすすめです!
IT・Web業界での転職を目指している人にはレバテックキャリアがおすすめです。
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レバテックキャリアは知人・友人にもお勧めしているサービスです!
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
転職ドラフトに関するよくある質問
転職ドラフトは未経験でも利用できますか?
転職ドラフトはITエンジニア向けの転職サービスです。そのためエンジニアとして経験がない場合はレジュメの審査等を通過することが難しいです。
転職ドラフトの利用料金は?
転職ドラフトは無料で利用する事ができます
常にドラフトが開かれているの?
常にドラフトが開かれているわけではなく、決まった期間に開かれることになります。ほぼ毎月ドラフトが開かれています。
指名されたら絶対に面会しなければいけない?
興味がない企業の場合は、辞退することも可能です。
審査してからどれくらい時間がかかる
通常1営業日内に結果が届きます。
まとめ:転職ドラフトは年収アップ&市場価値を知りたいエンジニアにおすすめ
今回は年収提示のスカウト型転職サービスの転職ドラフトを紹介しました!
転職ドラフトは
・自分の市場価値を知りたい
・フラットな評価で年収を得たい
・年収をアップしたい
といったエンジニアにおすすめです!
登録自体は30秒程度でできるので、気になる方はぜひ公式サイトから登録してみてください!
公式サイト→転職ドラフト
また転職ドラフトだけでなく、他のエージェントの併用もおすすめです。特にIT・Web業界で転職を考えている方はレバテックキャリアの利用がおすすめです。
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
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