「エンジニアになってもう3年目だけど、仕事ができない」
「自分が理解できていないことを隠すために、わかったふりをしてきた」
「転職は逃げだから、なんとか頑張るしかない」
エンジニアをしている人の中では上記のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では「仕事ができない」と感じている方に向けて、その壁を乗り越える方法や壁を避けて別の道へ進む方法、マインドセットについて解説していきます。
私自身はエンジニア4年目で、プログラミングは得意な部類に入ると思いますし、顧客に対して説明やプレゼン等を行ってきました。またPM的な立場で開発者の方に実装をお願いしたり、進捗管理といったことも経験しています。
転職はすでに2回経験しており、年収も新卒時から比べると150万円ほど上がりました。
ですので「仕事ができない」とは少なくとも自分では思っていません。
しかし大学時代はそうではなく、プログラミングの単位を落としていたりしましたし、大学の中でも中の下か下の上、もしかすると下の中くらいの成績だったかもしれません。
できない時代もある程度できる(と思っている)時代もある私が、今回は「仕事ができないと感じているなら、どんなアクションを取るべきか」ということについて解説していきます!
エンジニア、続けたいですか?
まずは「あなたは今後もエンジニアを続けたいですか?」という質問から始めましょう。
もしあなたが今後もエンジニアを続けたいと思っている場合は、現状を変えるために何かの変化が必要です。
変化はいろいろあります。
現状を変えるための変化
- 問題の特定と改善
- 部署移動・転職をして働く場所を変える
- マインドセットを変える
1番目と2番目はわかりやすいと思います、3番目のマインドセットを変えるについては「マインドセットって(笑) 宗教じゃないんだから(笑)」と嘲笑った方もいるかもしれません。
でも1番目と2番目と同じくらい大事だと私は思っています。この後順番に説明していきます!
もしあなたが今後もエンジニアを続けたいと思っていない場合は、この記事を読むのをさっさと辞めて、転職エージェントに登録して転職しましょう。
転職したい業界がある場合は、その業界に特化したエージェントに登録してもいいかもしれませんし、特に業界が決まっていない場合や幅広く転職活動をしたい場合は、総合型の転職エージェントに登録しましょう。
リクルートエージェントやマイナビエージェントといった大手エージェントに登録しておくのが無難でしょう。
これ以降はエンジニアを続けたいと思っている方に向けて書いていきます。
エンジニア3年目で仕事ができない人の特徴と改善方法
エンジニアで「仕事ができない」といっても、人によって問題は様々でしょう。
ここでは具体的にどんなことができないのか?という特徴を洗い出し、それぞれの対処法について解説します。
どれができない?
- 技術的な問題(プログラミングなど)
- コミュニケーションやチームワーク
- タスク管理・進捗管理
技術的な問題
まずエンジニアで仕事ができない場合に最初に挙げられる原因が技術的な問題でしょう。
プログラミングが苦手な場合やプログラミング以外でもDBやサーバー、ネットワークなどエンジニアは多くの知識を必要とします。
こういった技術スキルが現在の職場環境や業務環境に追いついていない場合、「仕事ができない」となってしまうことがあります。
対処法としては地道に勉強していくしかないでしょう。
学習方法としては主に次の3つが挙げられます。
学習方法
- 公式ドキュメント
- 書籍
- Udemyなどのオンラインコース
私自身の経験では昔はUdemyなどのオンラインコースをよく受講していました。
理由としては動画で実際の画面を見ながら、ハンズオンで学習できるのでわかりやすいからです。
現在は公式ドキュメントのQuickstartやGetting Startedなどを見て学習したり、より深く知りたい技術に関しては書籍を使って学習しています。
あなたにあった学習方法を探していきましょう!
神が降りてくるのを待つ
プログラミングの勉強をしていると、いつか神が降りてきます。
自分も大学時代はプログラミングが全くわからず、授業の単位を落としていました。
しかしUdemyを使って学習を続けていたある日「神が降りてきた」んです。
その日から一気にプログラミングの謎が解け、わかる様になったのです。
ですから、今は「さっぱりわからん」となっていることでも、続けていくうちに「そういうことだったのかああああああ」と全てが繋がる日が来ます。
興味がある人はGoogleで「学習曲線」と調べてみてください。
神が降りてきた日のことを僕は今でも忘れません(笑)
コミュニケーションがうまくいかない
エンジニアってすごくコミュニケーションの多い仕事だと思いませんか?
世間的には黙ってパソコンに向かっているだけと考えられていることも多い様ですが、実際には仕様やテストの方針など様々なことについて議論する必要があります。
コミュニケーションがうまく取れないことも仕事ができないとなってしまう一つの要因です。
対処法としてはまずはしっかりと「報連相」を行うというのは、やはり大事です。
僕は結構作業を始める前に「こんな感じで進めようと思っています」といったことを事前に上司に伝え、認識に齟齬がないか確認しながら進めます。
また作業が遅れそうになったら、遅れそうになった時点で「あかん、遅れるかもしれないっす」と伝えます。
一番良くないのは黙っていて、何が起こっているかわからないことでしょう。
黙っていると上司や同僚は何も問題なく順調に進んでいると考えがちです。
うまくいっていないならうまくいっていないことを伝える様にしましょう。
「うまくいっていないと伝えると怒られる」という方もいるかもしれません。
それに関しては職場環境や上司が悪いのではないかと。
転職や部署異動を考えましょう!
タスク管理や進捗管理ができない
エンジニアには日々様々なタスクが降りかかってきます。
これを管理するのも一つの重要な仕事です。
しかし作業をしていると急に別の依頼が入ってそちらの対応をしないといけなくなったり、依頼されていたタスクを忘れてしまって直前に再度言われてもう間に合わないなんて経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
こういったタスク管理のミスをなくすために、やはりタスク管理のアプリを使うのが良いでしょう。
おすすめはよく普段から使っているツールをそのままタスク管理に使ってしまうことです。
Microsoft系を使っている会社であれば自分はPlannerというツールを使ってタスク管理していました。
またSlackやTeamsの自分専用の個人チャットにタスクをどんどん書いていく、メモを書いておくといったこともよくやります。
自分なりのタスク管理方法を模索して、効率よくタスク管理ができる様にしましょう!
エンジニア3年目で仕事できないなら転職もあり
エンジニアとして3年間働いてきたのであれば、転職や部署移動というのも選択肢の一つでしょう。
職種を変える
一口に「エンジニア」といっても実態は様々です。
例えばプログラマとして働いているが、実は得意なのはSE的な仕事であったり、コンサルとして働いているが実はインフラの方が得意というようにミスマッチが起こっている可能性もあります。
IT業界という広い括りの中で、より得意を活かすために転職や部署移動を行って違う役割を担当することで仕事ができないやつから頼れるエンジニアになる可能性は十分にあるでしょう。
エンジニアは転職が普通
エンジニアは転職をするのが普通です。エンジニアに限らずとも、現代では日本全体で転職は当たり前という文化ができつつあります。
さらにエンジニアには転職するほど年収が上がるバグが存在しており、転職をしないと損をしてしまう可能性すらあります。
また「転職にはリスクが...」と考える方もいるかもしれませんが、「転職しないこともリスク」だったりします。
この辺りについては「エンジニア3年目で転職活動したことない人危機感持った方が良い」という記事を書いているので、ぜひ読んでみてください。
環境によってスキルの評価は変わる
現在の職場では「仕事ができない」と言われている場合でも、別の職場に移ったらあなたのスキルが高い評価を受けることもあるでしょう。
もしかしたらあなたの周りにいるのが上位1%の優秀な人で、あなたが上位10%なのにも関わらず、仕事ができない判定を受けているかもしれません。
同じスキルセットを使っていても、上位10%の人が上位50%の人が多い職場に移動すれば、神として崇め奉られるかもしれません。
評価というのは絶対的ではなくて、周りの環境や人によって左右される相対的なものです
桜の木を南極大陸に植えて、ちゃんと育ちますか?育たなかったらそれは桜のせいですか?違います。環境が悪いだけです。日本に植えれば、立派で美しい花が咲きます。
転職は逃げではない
「転職は逃げ、今の職場でなんとか歯を食いしばって結果を出さないと」と考えている人もいるかもしれません。
そんなあなたに言いたいのは「真面目すぎ」ということです。私は先ほども書きましたが、3年で2度転職を経験しています。
2度の転職で給与は150万円ほど上がりましたし、働く環境も転職するごとによくなりました。
「攻めの転職」は存在します。決して逃げではありません。
転職する場合は、転職エージェントを使うのがおすすめです。
以下はおすすめの転職エージェントです。
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
企業ごとの面接対策が充実していて、初めて転職するエンジニアやキャリアアップを目指すエンジニアにおすすめのエージェントです。
またSIerからWeb業界、SIerからコンサル業界のような他業種への転職を考えている方にもおすすめです!
自分もレバテックキャリアにはお世話になり、とても良い企業に転職できました!
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
転職ドラフト
転職ドラフトは企業から年収が提示された状態でオファーが届く転職サービスです。
よくある転職サイトや転職エージェントとは違って、年収が分かった状態で面接を行います。
前職の年収を提示する必要がないので、自分のスキルや経験をフラットに評価した上で転職を行うことができます。
この仕組みの影響で、転職ドラフトでは転職成功者のうち93.8%が平均して126万円の年収アップを実現しています!
自分の市場価値を知りたい人や求人を探すのが面倒な人におすすめのサービスです
【関連記事】年収提示型のスカウトサービス転職ドラフトの評判は?
クラウドリンク
クラウドリンクは自社内開発に強いエンジニア向けの転職エージェントです。
社内SEや自社開発企業へのキャリアチェンジを希望するエンジニアにとっておすすめです。
取り扱っている企業の範囲が広いことが特徴で、創業まもないスタートアップ企業から大手の自社サービス企業まで扱っています。
また独自の基準を設けていて、年収・休日数・労働条件などの審査を通過した優良求人のみ案内があります。
自社内開発に憧れる人は登録しておいて損はない転職エージェントです!
【関連記事】クラウドリンクの評判は?メリットやデメリットを解説します
エンジニア3年目で仕事できないのはマインドセットのせいかもよ?
はい、きました。「マインドセット」について語る項目です。
こんな人に読んでほしい
- 仕事ができないと自分で思っている人
- 理解しているふりをついしてしまう人
- 先輩・後輩すごすぎ...と思ってしまう人
仕事ができないと自分で思っている人へ
あなたは自分で自分のことを「仕事ができない」と思っていますか?
まずはそれをやめましょう。
自分で自分のことを仕事ができない人だと思ってしまうと、本当にその通りになってしまう可能性があるからです。
モンスタースタディという恐ろしい実験があります。
この実験を簡単に説明すると、子どもたちに対して「君は吃音症だから今吃ったね」と言い続けたことで、元々は吃音症ではなかった子供も吃音になってしまったという実験です。
人間は誰かに「あなたは〇〇だよね」と言われると、本当にそれに従った行動をするようです。
そのため「自分は仕事ができない」と考えていると仕事ができない様な行動をとってしまう可能性があります。
だから自分に対して「仕事ができない」というラベルを貼るのをやめましょう。
興味がある方はこちらどうぞ
「モンスタースタディ」と呼ばれた恐ろしい実験
レッテル貼りの具体例と対策方法とは?誰もが陥る心理効果に注意
【ラベリング理論とは】犯罪の事例から逸脱理論までわかりやすく解説
理解しているふりをついしてしまう人へ
上司や先輩が言っていることがわからなくても「わかっているふりをしてしまう」という人いますか?
「わからなくて無能だと思われたくない」
「仕事ができないやつと思われたくない」
と言った考えから、ついわかっているふりをしてしまうことがあるかもしれません。
この原因は固定マインドセットにあるかもしれません。
固定マインドセットとは「人の能力は生まれつき決まっていて、有能な人は有能、無能はずっと無能」と考えてしまうことです。
そのため自分が有能であることをどうやって周りに認めさせるかということに意識がいってしまい、そこからわかっているふりやうまくいっているふりをしてしまう原因になります。
これとは反対に成長マインドセットがあります。
成長マインドセットでは「人の能力は、努力によって伸ばすことができる」と考えることです。
人の能力は伸ばすことができるので、わからないことをわからないと質問をして、新しい知識を得ます。
また勉強を積極的にしたり、フィードバックを受けて自己を常に成長させ続けようと努力することができます。
成長マインドセットでは他人に有能さをアピールする必要がないので、普段の生活もグッと楽になります。
僕の周りの固定マインドセットっぽい人も少し大変そうだなと思って眺めています。
僕もたまにわかったふりしてしまうこともあるんですけどね(笑)
先輩・後輩すごすぎ…と思ってしまう人
先輩や後輩にとんでもない人がいて、自分と比べて「うわ、自分って全然仕事できない」と感じている人もいるかもしれません。
こういった他人と自分を比べて劣等感を感じている人に伝えたいのが、「3年から5年の中の1年って超でかいけど、20年30年経ったら誤差でしかないよ」ということです。
まだ働いてから3年から5年くらいしか経っていないような若い間の1年というのはとてつもなくデカい壁に感じてしまいます。
1年での成長も多くできる分1年違うとかなり差がある様に感じられてしまいます。
ですが今後30年以上働いて行った時にその1年がほぼ誤差の様なものです。
あまり周りと比べて気にしすぎることがないように、気楽にいきましょう。
たまにとても1年の差ではない様に思えるハズレ値みたいな人もいますけどね(笑)
まとめ:エンジニア3年目で仕事ができない人へ
今回はエンジニア3年目で仕事ができないと悩んでいる人に向けて、それを解消・解決するための方法を解説してきました。
具体的に何ができないのか洗い出して改善する方法や転職や環境によって評価が変わること、マインドセットの変更や重要性についてお話ししました。
「仕事ができない」と悩んでいる方のためになれば、幸いです!
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