「エンジニアのキャリアパスがわからない」
「エンジニアってなんでキャリアパスを考える必要があるの?」
エンジニアで働いている方には上記のような疑問を抱えている方がいるのではないでしょうか?
それもそのはずで、エンジニアのキャリアパスを1つではなく多くのものがあり、また変化の激しい時代では新しい考え方も生まれているからです。
そこでこの記事ではエンジニアのキャリアに関して「わからない」という不安や疑問を持つ若手エンジニアに向けて、キャリアパスを考えることの重要性やキャリアパスの考え方を解説していきます。
この記事を読むことで、具体的にどうやってキャリアパスを考えたり、キャリアパスを考えるメリットがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事を書いた人
・転職2回の4年目ITエンジニア
・転職で年収を150万円アップ
・元々はブラックSIer勤務
・現在はフルリモ&フレックスで自由に働く
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キャリアパスを考えることの重要性
まずはキャリアパスを考えることの重要性について解説していきます。
これからもエンジニアとして働いていく上で、キャリアパスを考えることは次の様なポイントから大切になってきます。
キャリアパスを考える重要性
- 自分の現状を把握できる
- 年収アップにつながる
- 転職に役立つ
一つずつ詳しく解説していきます。
自分の現状を把握できる
キャリアパスを明確にしていくことで、自分の現状を把握することができます。
- 現在自分はどんなスキルを持っているのか?
- どんな分野に興味があるのか?
- 現在の職場でどの程度そのスキルや興味を生かせているのか
といった現状を把握することができます。
さらにキャリアパスを考えていく過程で、自分の新しい興味に気づくこともあります。
新しい興味に気がついたら、そこにいくまでに必要なスキルや知識を積んでいくことができる様になります。
年収が上がる
キャリアプランを明確にすることで、年収アップの可能性も高まります。
なぜならキャリアプランを明確にすることで、自分に必要なスキルや知識がわかるので、適切な努力ができます。
スキルや知識が身についていくことで、必然的に出世につながり出世すれば年収も上がる可能性が高いでしょう。
無駄な努力を減らすという面でも、キャリアプランを考えることは有益です
転職に役立つ
またキャリアプランを考えることで、転職活動の際に自己PRを行いやすくなります。
実際に面接でも「将来のキャリアプランは?」と聞かれることが多いです。
将来のキャリアプランを聞かれた時に、はっきりとした答えが返せることは、採用担当に対して非常に好印象を与えます。
エンジニアの代表的なキャリアプラン4選
エンジニアにはそれぞれが目指したい方向に合わせて、いろいろなキャリアプランが考えられます。
ここでは4種類のエンジニアとしての主要なキャリアパスを紹介し、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。
エンジニアの代表的キャリアプラン4選
- 技術専門職
- マネジメント
- フリーランス
- 起業家
技術専門職
技術専門職のエンジニアは特定の技術分野やプロダクトに対して深い専門知識を持ち、技術的なスキルを高めることでキャリアを築いていきます。
例えばIT業界にはフロントエンド、バックエンド、データベース管理、ネットワークセキュリティなど様々な分野が存在しています。
これらの分野に特化して技術を磨くことで、キャリアを高めていくことができます。
技術専門職では、高度な専門知識が求められるため、専門性を武器にすることで市場価値を高めることができます。
逆に常に新しい技術のキャッチアップが必要であり、学習を継続することが求められます。
マネジメント
PMやPdMといったマネジメントのキャリアも選択肢の一つです。
プロジェクトの進捗管理などを行い、チームをマネージメントします。
マネジメント層は基本的に組織内でも上の立場の人がする人が多く、組織内での影響力をつけることができます。
またマネジメント層の人材は不足しがちなため、給与も高くなる傾向があります。
マネジメントには技術とはまた違って、人の管理やコミュニケーション能力といったスキルを身につけていく必要があります。
フリーランス
ある程度経験を積んできたら、フリーランスとして働くことも選択肢の一つでしょう。
エンジニアはフリーランスにもなりやすい職業で、最大のメリットとしては仕事を選択する自由が高く、ワークライフバランスを自分でコントロールできる点です。
また会社員時代と比べると報酬も高くなる傾向があります。これはフリーランスが安定していないことの裏返しでもあり、フリーランスは自己管理の難しさがデメリットとして挙げられます。
僕も昔はフリーランスが良いと考えていましたが、最近はそうでもないなと思い始めました。フルリモとフレックスさえ整っていれば、正社員もいいなと。
起業家
何かプロダクトを開発して、事業をすることもエンジニアであれば可能です。
独自性のあるサービスや今はまだ世界にないアプリを作ることで収益を上げて起業するという選択肢です。
リスクも非常に高く、責任も伴いますが、その分成功すれば大きな報酬を得ることができます。
最もハイリスクハイリターンな選択肢で、実際に成功できるのは一握りの人かもしれません。
僕もサービスを作ってリリースしたことがありますが、なかなか険しい道になります
キャリアパスを立てる具体的な手順
ここまでキャリアパスを立てる重要性やキャリアパスの種類について解説してきました。ここからは具体的にどの様にしてキャリアパスを立てていくかということについて解説していきます。
エンジニアとしてキャリアパスを立てる際には、自分自身の目標や現在地を明確にして、そこから目指すべき地点に行くまでにどんなことをしていけば良いかということを整理していきます。
自己評価の実施
まずは自分の興味や強み、価値観、キャリアで何を重要視したいかということについてリストアップしてみましょう。
例えば給与はどれくらい欲しいか、勤務地はどのあたりが良いか、リモートが良いのか出社が良いのかといったあたりを整理してみましょう。
この自己評価がキャリアパスを立てる上での基礎になります。
僕の場合だと給与はそれほど多くは望んでいませんが、フルリモ&フレックスということにはこだわりがあります。
また仕事を選ぶ立場になるためには、貴重な人材である必要があるという価値観を持っているため、日頃から何か技術的な勉強をする様にしています。
目標設定
短期的、中期的、長期的なキャリアの目標を設定しましょう。
こういった目標があることで、自分がどんなエンジニアとして成長していきたいのか、どんなポジションや役職を目指しているかということが明確になります。
参考までに僕の場合ですと次の様な感じです。
キャリアの目標
- 短期:インフラやネットワーク周辺の基礎知識を身につける
- 中期:TMやPMとしてマネジメント経験を積む
- 長期:起業や独立を視野に入れる
また目標は一度設定したら終わりではなく、ライフステージや価値観の変化によってその都度変えていけば問題ないです。
必要なスキルと経験の特定
設定した目標を達成するために、どんなスキルや経験が必要なのか考えてみましょう。
現在のスキルセットと比較して、ギャップがある場合はそのギャップを埋めるための計画を立てていきます。
アクションプランの作成
ここまできたら、実際にどんな学習計画やプロジェクトの参加、ネットワーキングの機会の利用など、具体的にどんな行動をしていくのかアクションプランを作成しましょう。
KPIなどの考え方を用いたり、期限を設けて進捗を管理できる様にすると理想的です。
あくまで理想で、全部真剣にやる必要はないです(笑)
それでもわからない・やる気が出ない場合は?
ここまでの解説を読んで「キャリアプラン立てるのめんどくさそう」「それでもどうやってい立てていけば良いかわからない」という人もいるのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが、転職エージェントのキャリア相談を受けてみることです。
「いきなり転職エージェントって... 全然転職する気なんてないんですけど」と思った方もいるかもしれません。
しかし転職エージェントに登録=転職しなければならないということではありません。
転職エージェントでは大体最初に登録すると面談が実施されます。その面談では今までのキャリアやこれからのキャリアについてプロのアドバイザーと相談しながら進めていくことができるので、かなり明確にキャリアプランを立てることができます。
キャリアプランを立てたことで、「今の企業のままで問題なさそう!」となればより今の仕事に身が入りますし、「別の環境を目指した方が良いかも」となれば、行動するきっかけにもなります。
転職エージェント自体は無料で利用できますし、僕自身もエージェントの面談を受けて「転職した方が良いかも」となって転職した人間です。
ですからこの方法は自信を持っておすすめできます。いくつかおすすめのエージェントを紹介します!
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
登録するとメールか電話で連絡が届き、面談の日程調整が行われます。
僕自身も利用した経験があり、最初の面談でかなりキャリアプランが明確になりました。
自分もレバテックキャリアにはお世話になり、とても良い企業に転職できました!
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
転職ドラフト
転職ドラフトは企業から年収が提示された状態でオファーが届く転職サービスです。
こちらは面談があるわけではないですが、経歴書や履歴書のフィードバックを受けることができます。
その上でこのサービスの面白いのが、企業が年収を提示してスカウトしてくれるという点です。
前職の年収を提示する必要がなく、スキルや経験をフラットに評価した状態で面談が始まります。
現職の年収に不満がある人や今後年収を高めていきたいと考えている人はおすすめのサービスです。
自分の市場価値を知りたい人や求人を探すのが面倒な人におすすめのサービスです
【関連記事】年収提示型のスカウトサービス転職ドラフトの評判は?
クラウドリンク
クラウドリンクは自社内開発に強いエンジニア向けの転職エージェントです。
社内SEや自社開発企業へのキャリアチェンジを希望するエンジニアにとっておすすめです。
取り扱っている企業の範囲が広いことが特徴で、創業まもないスタートアップ企業から大手の自社サービス企業まで扱っています。
また独自の基準を設けていて、年収・休日数・労働条件などの審査を通過した優良求人のみ案内があります。
自社内開発に憧れる人は登録しておいて損はない転職エージェントです!
【関連記事】クラウドリンクの評判は?メリットやデメリットを解説します
まとめ:エンジニアのキャリアプラン
今回は「エンジニアのキャリアプランって必要なの?」という様な疑問に回答するべく、エンジニアのキャリアプランを立てる重要性や実際にどんなキャリアプランがあるか、キャリアプランの立て方について解説してきました。
キャリアプランを立てることで、日々の努力の方向性がわかりますし、年収アップや転職の成功にもつながります。
キャリアプランが特にないエンジニアの方は是非一度キャリアプランを立ててみてください。
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