「エンジニアは転職が当たり前って聞いたんだけど本当?」
「どれくらいの人が転職をしているの?」
「エンジニアが転職するメリット・デメリットが知りたい」
エンジニアとして働いていると身近に転職があって、上記のような疑問や悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?
実際に私の周りでも転職をしている人や転職を検討している人などが多くいます。
そこで今回の記事ではエンジニア3年間で2回の転職を経験し、実際に知人の転職相談にも乗ったことのある著者がエンジニアの転職が当たり前なのかどうかということについて解説します。
またエンジニアが転職するメリットやデメリットにも解説していきます。
この記事を書いた人
・転職2回の4年目ITエンジニア
・転職で年収を150万円アップ
・元々はブラックSIer勤務
・現在はフルリモ&フレックスで自由に働く
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エンジニアは転職が当たり前なのか?
エンジニアの転職経験者は3人に1人?
転職エージェントのレバテックキャリアを運営するレバテックによる「ITエンジニア転職白書 2021」によると、約3割のエンジニアが転職経験があるという調査があります。
3割の転職経験を当たり前とするかどうかは人によりますが、3人に1人は転職をしているようです。
また転職した人の中で、転職回数が1回から2回の人は78%と転職経験のあるエンジニアの大多数が1回から2回の転職を経験しているようです。
逆に4回以上と回答した人が1割程度であり、それほど多くはありません。
転職が当たり前というよりは、転職しても別に特別ではないという感じでしょうか
エンジニアの転職は今後どうなるか?
エンジニアとして転職をすることは別に特別なことではなく、割と一般的です。
エンジニアとしての転職が一般的とされる要因は主に次の3つが考えられます。
エンジニアの転職は増えていく?
- 終身雇用の崩壊
- IT人材の人手不足
- キャリアアップ志向の高まり
終身雇用の崩壊
昔は同じ企業で長年勤め上げ、年齢に応じて重要な役職に就くというような終身雇用の考え方が当たり前の時代があったようです。
しかし今の日本ではそのような考え方は古くなり、転職していくことが当たり前の時代となりつつあります。
IT人材の人手不足
IT業界では常に人材が不足しており、優秀なエンジニアをどの企業も欲しているような状況にあります。
特にDXが叫ばれて久しく、どの業界や企業でもデジタル化の影響を受けています。
そういった背景からどの企業でもIT人材の確保が重要課題となっており、IT人材が常に求められる状態となっています。
キャリアアップ志向の高まり
終身雇用の崩壊や優秀なエンジニアの需要が高まっていることから、エンジニア自身のキャリアアップ志向も高まっています。
先ほど紹介した「ITエンジニア転職白書 2021」でも、ITエンジニアが転職した理由の1位が「給与アップ」2位に「キャリアアップのため」という理由が挙げられています。
このような流れは簡単に止まるとは予想しづらく、今後も転職はより増えていくことが予想されます。
エンジニアが転職するメリット
次にエンジニアが転職するメリットについて解説します。
年収アップが見込める
一つ目のメリットは年収アップが見込めることです。
これまでのスキルや経験を活かして転職活動を進めたり、複数の企業から内定をもらうことでより条件の良い企業への転職が可能となります。
「ITエンジニア転職白書 2021」でも転職することによって年収が増えたと回答した人は67%となっており、大半の人が年収が増えていることがわかります。
私自身も転職によって年収をアップさせた経験があります
新しい技術に触れることができる
IT業界は常に新しい技術が登場する業界です。
一つの企業に勤めている場合、その企業が得意な技術しか触ることができないといった可能性があります。
転職をすることで転職先の新しい技術に触れることができるため、自身のスキルが向上するチャンスにつながります。
新しいスキルを身につけることで、自身の武器が増え、今後のキャリアの選択肢も広がります。
理想の職場環境に移れる
転職をすることで希望している職場環境に移ることができます。
例えば前職では拘束時間が長かったり、上司との相性が悪かったり、環境面などでの不満があった場合でも転職することで環境を変えることができます。
ワークライフバランスを実現させたり、快適な職場環境の確保につながります。
私も転職によってフルリモ&フレックスの環境を手に入れることができました!
キャリアについて考え直すきっかけになる
転職はエンジニアとしてのキャリアを見つめ直すきっかけにもなります。
これまでのキャリアを振り返り、今後のキャリアビジョンを再構築することができます。
私自身も転職を通じて、これまでのキャリアの振り返りや今後のビジョンが明確になり、目的意識を持って働くことができるようになりました。
キャリアについて考えることは非常に有意義です。
エンジニアが転職するデメリット
エンジニアが転職することはメリットもありますが、デメリットもあります。
転職活動が面倒臭い
転職するデメリット一つ目は転職活動が面倒臭いことです。
転職活動では、書類選考のための書類準備や面接対策、実際の面接など多くの準備や時間が必要となります。
複数企業を同時に受けていくとなると、より複雑さや面倒臭さが増えます。
転職後のミスマッチ
転職のデメリット2つ目は転職後にスキルや働き方、人間関係などでミスマッチが起こってしまう可能性があることです。
スキル不足であれば、勉強することでなんとかカバーできるかもしれませんが、働き方や人間関係でミスマッチが起こるとなかなか改善するのが難しいでしょう。
転職活動をする際にはしっかりと転職の軸を明確にしたり、これまでの経歴の振り返り、どんな働き方を望んでいるのかということをはっきりとさせる必要があります。
短期転職を繰り返すとジョブホッパーとみなされる
転職のデメリット3つ目は、短期で転職を繰り返すことでジョブホッパーとみなされてしまう可能性があることです。
1年以内の短期離職を何度も繰り返してしまうと今後のキャリアに影響を与えたり、転職をしにくくなってしまいます。
私も3年間で2度転職をしたので、今後は気をつけないとなと思っています。
エンジニアが転職で失敗しないためのポイント
エンジニアの転職活動にはメリットとデメリットがあります。
総合して私はエンジニアに転職活動をすることをおすすめしていますが、ここではエンジニアが転職で失敗しないためのポイントを4つ紹介します。
エンジニアが転職で失敗しないためのポイント
- 時期を見計らう
- 転職理由を用意する
- 転職の軸を明確にする
- 準備をしっかりと行う
時期を見計らう
転職を成功させるポイントの1つ目は時期を見計らうことです。
まずは今の仕事を辞めてから転職活動をするのか、仕事を続けながら転職活動をするのかという点です。
おすすめは仕事を続けながら転職活動をすることです。
なぜなら仕事を辞めてしまうと転職活動を始めるのが億劫になったり、働かなければならないというプレッシャーから望んでいない企業でも就職せざるを得なくなる場合があるからです。
仕事を続けながらであれば、納得いくまで転職活動を続けられますし、今の企業よりも良い条件の企業がなければ転職を辞めれば良いだけです。
リスクを減らしながら転職活動を進めるために、仕事は続けながら転職活動をすることがおすすめです。
仕事を続けながらだと結構忙しいというデメリットもありますけどね〜
転職の理由を用意する
転職の理由を明確に用意することも転職を成功させるためのポイントの1つです。
転職の理由はできるだけポジティブな内容が望ましいです。
とはいえ「ポジティブな転職理由なんて思いつかない」という人もいるでしょう。
その場合は言い換えをすることでネガティブな転職理由をポジティブなものに変換しましょう。
私の場合であれば1度目の転職は「給与が上がらない・仕事が楽しくない」という理由でしたが、これを変換すると「新しいスキルを身につけて、市場価値の高い人材になりたい」という風になります。
今の職場に不満があるということは「本当はこうありたい」という希望があるということです。その希望を言葉にすることで、ネガティブな理由もポジティブなものに変換することができます。
転職の軸を明確にする
転職の理由を用意するとも似ていますが、転職の軸を明確にすることも転職を成功させる重要なポイントです。
転職の軸が明確になっていないと、転職後にミスマッチが起きてしまったり「こんなはずじゃなかった」となってしまう可能性が高まります。
あなたが次の職場に求めることを明確にして、転職の軸を明確にしましょう。
例えば「年収アップを最優先するのか、働い方を重視するのか」「最新の技術を学ぶのか、得意な技術で活躍するのか」といった点が挙げられます。
自分の転職の軸を明確にしておくことで、その方向性に合った企業を選びやすくなります。
準備をしっかりと行う
転職を成功させるポイントの4つ目は準備をしっかりと行うことです。
転職活動には書類の作成、面接対策、企業分析など準備を行う場面が多くあります。
こういった準備を怠らず一つずつ丁寧に実行していくことで、転職活動を成功させることができます。
逆に準備を怠ると、書類が通らなかったり、面接がうまくいかなくなってしまう可能性が高まります。
しっかりと準備すると自信を持って面接に挑めるよ!
転職エージェントを活用して転職を成功させよう!
ここまでの転職活動を成功させるポイントを聞いて「1人で全部やるの無理ゲーすぎる」と感じた方もいるのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが転職エージェントを活用して転職活動を行うことです。
転職エージェントを使うメリット
転職エージェントを使うことで次のようなメリットがあります。
転職エージェントを使うメリット
- 転職の軸や理由を明確にできる
- 書類作成の手助け
- 面接対策を受けられる
転職の軸や理由を明確にできる
転職エージェントでは最初にプロのキャリアコンサルタントと面談を行います。
そこで今までの経歴や今後の目標を振り返り、転職の軸や理由を明確にすることができます。
1人だけで考えていてもなかなか出てこない内容でも、第三者の意見を聞くことで新しい考え方が生まれます。
無料で受けられるから、とりあえず受けてみるのがおすすめ
【関連記事】転職エージェントとの面談ではどこまで話す?流れやポイントをわかりやすく解説
書類作成の手助け
転職活動で必要になる履歴書や職務経歴書の作成の手助けを受けられます。
テンプレートなどが用意されているので、時間短縮にもなり効率的に転職活動を進めることができます。
また添削を受けることもできるので、質の高い書類の作成が可能です。
面接対策
転職エージェントでは面接対策も受けることができます。
その企業ごとによくある質問がまとめられていたり、実際にキャリアコンサルタントと面談前に模擬面接を受けることもできます。
一度自分で話しておくことで、本番でも自信を持って質問に回答することができ、良い結果を得やすくなります。
【関連記事】転職エージェントとは?メリット・デメリットから活用方法を徹底解説
エンジニアにおすすめの転職エージェント
エンジニアにおすすめの転職エージェントを3つ紹介します!
どれも自分が使ったことがあったり、友人にも紹介しているサービスだよ!
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
企業ごとの面接対策が充実していて、初めて転職するエンジニアやキャリアアップを目指すエンジニアにおすすめのエージェントです。
またSIerからWeb業界、SIerからコンサル業界のような他業種への転職を考えている方にもおすすめです!
自分もレバテックキャリアにはお世話になり、とても良い企業に転職できました!
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
転職ドラフト
転職ドラフトは企業から年収が提示された状態でオファーが届く転職サービスです。
よくある転職サイトや転職エージェントとは違って、年収が分かった状態で面接を行います。
前職の年収を提示する必要がないので、自分のスキルや経験をフラットに評価した上で転職を行うことができます。
この仕組みの影響で、転職ドラフトでは転職成功者のうち93.8%が平均して126万円の年収アップを実現しています!
自分の市場価値を知りたい人や求人を探すのが面倒な人におすすめのサービスです
【関連記事】年収提示型のスカウトサービス転職ドラフトの評判は?
クラウドリンク
クラウドリンクは自社内開発に強いエンジニア向けの転職エージェントです。
社内SEや自社開発企業へのキャリアチェンジを希望するエンジニアにとっておすすめです。
取り扱っている企業の範囲が広いことが特徴で、創業まもないスタートアップ企業から大手の自社サービス企業まで扱っています。
また独自の基準を設けていて、年収・休日数・労働条件などの審査を通過した優良求人のみ案内があります。
自社内開発に憧れる人は登録しておいて損はない転職エージェントです!
【関連記事】クラウドリンクの評判は?メリットやデメリットを解説します
まとめ:エンジニアの転職は当たり前?
今回はエンジニアの転職は当たり前なのかという点について解説してきました。
レバテックの調査によるとエンジニアの3人に1人が転職経験があるようで、「当たり前とも言えないけど、特殊なことではない」ということが言えるかと思います。
実際に私も2度転職を経験していますし、転職をして良かったと感じています。
エンジニアの転職にはメリットやデメリットもあり、成功させるためには少しのコツが必要です。
今回の記事ではそんな転職を成功させるポイントやおすすめの転職エージェントについても紹介しました!
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