転職エージェントに登録するとまず最初にキャリアアドバイザーとの面談が行われます。
この面談をする前に「本音で話したらいい求人を紹介してもらえないのではないか」という様な不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?
今回の記事ではそんな不安を解消するために、転職エージェントとの面談でどこまで本音を話すのが良いのかということについて解説します。
結論、転職エージェントとの面談では全て本音で話ましょう。ただしネガティブなこともできるだけポジティブに変換するなどの工夫が必要です。
この記事ではなぜ本音で話すべきかということや面談を成功させるポイント・やってはいけないことを解説しています。
実際に僕自身が転職エージェントを使って転職する際に意識していたことも書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
・転職2回の4年目ITエンジニア
・転職で年収を150万円アップ
・元々はブラックSIer勤務
・現在はフルリモ&フレックスで自由に働く
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転職エージェントとの面談の流れ
転職エージェントに登録すると最初に面談があります。まずはこの面談の流れについて解説します。
まず面談前は次の様な流れで進みます。
簡単な流れ
- 会員登録
- メールや電話で連絡
- 日程調整
- 面談
転職エージェントとの面談では、あなたのキャリアプラン、職務経験、スキルセット、そして転職の動機や希望条件などについて話します。
全体を通して最初から全て完璧に答える必要はなく、キャリアアドバイザーからの質問を通じて回答を作っていけば問題ありません。
あまり気負わずに気楽に行きましょう!
転職エージェントとの面談ではどんなことを話す?
経歴とスキルセットの確認
これまでどのようなプロジェクトに取り組んできたか、どの技術を使用してきたか、そしてそれによってどのような成果を上げてきたかを具体的に述べることが大切です。
経歴とスキルを話すことでエージェントがあなたの能力を理解し、適切な求人を提案する基盤となります。
転職の動機
転職を考える理由は人それぞれ異なります。
キャリアアップを目指しているのか、技術的な成長の機会を求めているのか、あるいはワークライフバランスの取れた仕事がしたいというような転職の動機を伝えましょう。
あなたがなぜ転職を考えているのか、具体的な動機をエージェントに伝えることが重要です。
ただし現職に対する否定的なコメントは控えめにし、前向きな理由を中心に話すようにしましょう。
僕自身はキャリアアップしたいことや技術的に成長したいということを転職の理由としていました!
1つに絞れなくても、全然OK
転職先の希望条件
求める給与、勤務地、働き方(例えばリモートワークやフレックス)、職務内容など、望んでいる条件を明確に伝えましょう。
希望を伝えることでエージェントが希望にあった求人の紹介をしやすくなります。
僕はフルリモ&フレックスになって最高だなと思っています。ただこの辺りは人によっては出社したい人などもいると思うので、自分の条件を正確に伝える様にしましょう!
結構給与に関しても遠慮なくいってました(笑)
キャリアプラン
短期的および長期的なキャリアの目標についても話しましょう。
将来的にどんなスキルを身につけたいのか?どんなプロジェクトに関わりたいのかということも含まれます。
正直僕は面談時は全然キャリアプランなんてなかったのですけど、面談していく中で段々明確になっていってそれが企業との面接の際にも役立ちました!
転職エージェントとの面談はどこまで話す?
転職エージェントとの面談では、あなたのキャリアの未来を左右する重要な情報を共有する機会です。
とはいえ「本音で話したらいい求人を紹介してもらえないのでは?」と不安な方もいるでしょう。
ではどこまで本音を話していいのでしょうか?
簡単に言うと、転職におけるあなたの本音、本当の動機、そして具体的な希望条件は、すべて率直に話すべきです。
なぜ本音で話すべきか?
転職エージェントはあなたのキャリアのパートナーです。
エージェントの仕事はあなたが持つスキル、経験、そして目指すキャリアパスに最適な機会を見つけ出すことにあります。
しかし、最適な求人を提供するためには、あなたのキャリアに対する本当の望みや目標、現職での不満点、転職の動機など、詳細な情報が必要です。
現職での不満点
現職で感じている不満についても正直に話しましょう。
ただし、それをポジティブに伝えることが大切です。
僕の場合で言うと転職前がベンチャー企業に勤めていて、個人プレー的な側面が非常に強くその点に関して不満を持っていました。
だから「もっとチームでの開発を経験したい」というふうに今後の目標やポジティブな変換をして伝えていました。
これはそのまま転職の動機として面接でも使えるので非常に重要なポイントだったなと振り返っています。
本音で話すことでエージェントとの信頼関係も構築されていったなという実感があります!
転職エージェントとの面談を成功させるポイント5選
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイントは次の5つの観点から解説します。
面談を成功させるポイント5選
- 準備をする
- 積極的な姿勢を見せる
- 正直かつ具体的に話す
- 不安なことは質問する
- 転職エージェントとの相性を確かめる
準備をする
面談の前には自分の経歴やスキル、転職動機 、今後のキャリアの目標について答えられる様にしておきましょう。
一度頭の中で考えておいて、エージェントに質問された時に答えられる様にしておきます。
また希望条件についてもある程度目星をつけておきましょう。
こういった情報を整理しておくことで、転職エージェントはあなたにあった求人情報を提供することができます。
積極的な姿勢を見せる
転職エージェントとの面談では、自分から積極的に転職にプラスとなる情報を提供しましょう。
積極的に情報を提供することで、転職に対する真剣度が伝わりますし、より具体的な情報をエージェントから引き出すことにもなります。
基本的に質問を受ける形で面談は進行していきますが、受け身になりすぎず、積極的に面談を進めることを意識しましょう。
正直かつ具体的に話す
本音で話すということもやはり重要になります。本音で話すことでエージェントとの信頼関係を気づくことができます。
現在の職場での課題や転職動機、キャリアパスについて誠実に話しましょう。
ただしネガティブな情報もポジティブな形に変換して伝えることがポイントです。
ネガティブなことも解釈次第ではポジティブに変換できます!
不安なことは質問する
不安なことがあれば質問をしましょう。不安を解消することで、転職活動に対して積極的になることができます。
実際に僕も2度目の転職で、期間が短いことを不安に思っていました。
そこでエージェントに対して「1年ちょっとで2度目の転職は印象悪いですかね?」と聞いてみたところ、「印象悪く受け取る企業もいるが、全ての企業がそうではないし、それが転職活動をしない理由にはならない」という回答をもらいました。
実際に面接の際にも転職理由を聞かれた際にはっきりと答えることで印象が悪くなりすぎることはありませんでしたし、希望する企業に転職することができました。
転職エージェントとの相性を確かめる
面談の際にはエージェントとの相性もしっかりと確認しておきましょう。
「あなたの話をよく聞いてくれて、一方的に決めつけてこなかったか?」「アドバイスはキャリアの目標や希望条件に沿ったものか?」といった点を観察しましょう。
キャリアアドバイザーがあなたのことをしっかりと理解するのが、転職成功の鍵になりますので相性はとても重要になります。
そのためにリスク分散も含めて複数のエージェントに登録しておくことも大切になってきます。
複数登録していない場合は次のようなエージェントの登録も一度視野に入れてみてください。
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
企業ごとの面接対策が充実していて、初めて転職するエンジニアやキャリアアップを目指すエンジニアにおすすめのエージェントです。
またSIerからWeb業界、SIerからコンサル業界のような他業種への転職を考えている方にもおすすめです!
自分もレバテックキャリアにはお世話になり、とても良い企業に転職できました!
【関連記事】レバテックキャリアとは?評判が悪いのは本当?実際の利用者が解説
転職ドラフト
転職ドラフトは企業から年収が提示された状態でオファーが届く転職サービスです。
よくある転職サイトや転職エージェントとは違って、年収が分かった状態で面接を行います。
前職の年収を提示する必要がないので、自分のスキルや経験をフラットに評価した上で転職を行うことができます。
この仕組みの影響で、転職ドラフトでは転職成功者のうち93.8%が平均して126万円の年収アップを実現しています!
自分の市場価値を知りたい人や求人を探すのが面倒な人におすすめのサービスです
【関連記事】年収提示型のスカウトサービス転職ドラフトの評判は?
クラウドリンク
クラウドリンクは自社内開発に強いエンジニア向けの転職エージェントです。
社内SEや自社開発企業へのキャリアチェンジを希望するエンジニアにとっておすすめです。
取り扱っている企業の範囲が広いことが特徴で、創業まもないスタートアップ企業から大手の自社サービス企業まで扱っています。
また独自の基準を設けていて、年収・休日数・労働条件などの審査を通過した優良求人のみ案内があります。
自社内開発に憧れる人は登録しておいて損はない転職エージェントです!
【関連記事】クラウドリンクの評判は?メリットやデメリットを解説します
転職エージェントとの面談でやってはいけないこと3選
成功するためのポイントを実践すると同時に避けなければいけないポイントについても解説します。
面談でやってはいけないこと3選
- 過度にネガティブな発言
- 不明確なキャリアの目標
- 非現実的な条件の要求
過度にネガティブな発言
現職や過去の職場に関する不満を話す際は、プロフェッショナルかつ客観的な態度を保つことが重要です。
過度にネガティブな発言や、元同僚や元上司に対する不適切なコメントは、人間性を疑わせることになりかねません。
代わりにそこから得られた学びをもとに、自身のポジティブな転職動機に繋げたり、次に挑戦したいことについて話しましょう。
不明確なキャリア目標
キャリアの目標があまりにもふわっとしていると、キャリアアドバイザーから良い求人情報を得ることができません。
「なんでも良いから変わりたい」というようなふわっとした状態は避けて「自社開発企業が良い」「フルリモの会社が良い」「Pythonを使って開発をした」となるべく具体的な目標を掲げる様にしましょう。
非現実的な条件の要求
給与や勤務地、勤務時間など希望する条件を伝えることは大切ですが、条件が市場の実情やスキルセットと合っているか理解することも大切です。
非現実的な条件を要求すると、エージェントとしては最適な求人を見つけるのが困難になってしまいます。
希望条件がたくさんあることは悪いことではないですが、その中でも優先順位をつけて「フルリモは絶対に譲れないけど、自社サービスか受託かどうかは譲る」という様な柔軟な考え方が重要になります。
まとめ:転職エージェントとの面談はどこまで話す?
今回の記事では転職エージェントとの面談ではどこまで話すべきかということについて解説してきました。
まとめると転職エージェントとの面談では全て本音で話すべきです。ただしネガティブなことはできるだけポジティブに変換して話すということも大切になってきます。
またより良い求人情報を得るために自己分析やスキル、転職の動機などを明確にしておき、積極的にコミュニケーションを取る様にしましょう。
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